厚物の鋭角曲げ

これは９ｍｍの鋭角曲げです。
角度は・・・えーと４０度前後だったと思います。
通常の金型で１回で曲げることは出来ません。
鋭角曲げは鋭角曲げに対応した下型と、
上型を使って２回～３回　角度が鋭くなると、
あともう１回～２回ほどプレスを重ねて鋭角に仕上げていきます。

だた９ｍｍもあるので、今回はもう少し変った方法で曲げています。
当初、お客様から頂いたＦＡＸを見た時は
「さすがにチョット無理かな？お断りしようかな？」なんて
弱気になってしまいました。
９ｍｍを４０度前後に曲げるのですから・・・
しかし、その時、マゲテック魂が脈々と湧いてきました。
「マゲテックに曲げられない物は無い！鉄板でもへそでも持って来い！」
弊社に入社すると誰からとなく、そのような言葉を耳にする事があります。
なにせ弊社は「曲げるテクニック」でマゲテックなのですから
そんな興味深いお仕事を断るなんてプライドが許しません。

・・・・とは言ったものの正直、結構、手こずりました（汗
前例のない角度でしたので「ああでもない　こうでもない」と
話し合いながら、かなりの時間を費やし、やっと曲げることが出来ました。
電車で例えるなら京急（普通）品川→浦賀ゆきぐらいかかりました（笑）
しかし　営業の担当者はそんなに大変な工程を重ねるとは知らなかったらしく
京急（快特）品川→久里浜ゆきぐらいで出来ると思ったらしいのです。
という事は・・・・見積もりも短時間分しか？（笑）
今度からは特殊な曲げは現場ともっと打ち合わせしてから
お客様に適正な見積もりで商談を進めていたければ・・・（おいおい！）

まぁ、そのお陰で、このようにブログに載せることが出来ましたので
いい宣伝になったのではないかと思います。
このように大抵の曲げはこなしますので、お仕事お待ちしております。