今回は画像が3つもあります。
向かって左側の画像ですが、これは何だか判りますか?
・・・皆さん、判っちゃいましたね、中央の画像をチラリと見たから(笑)
これは鉄板の一部に切り欠きを作るためにガス切断をする為の冶具です。
本来の手順は右側のように切断したい寸法のゲージを鉄板にあてがって
ケガキ線を入れて、そのケガキ線にガストーチの口火の中心が来るように
口火の外径の二分の一の長さ分だけ外側にオフセットするように文鎮を
セットして口火を軽く当てながら息を殺してそーっと切断していました。
この方法だと、キレイに切断するのにある程度の熟練を要しました。
「誰もが、ちょっとしたレクチャーですぐに作業が出来る」という理想的な
方法ではありませんし、時間も掛かって効率的ではありませんでした。
そこで予めケガキ線+口火の中心が来るための口火の外径の逃げ分を
盛り込んだ寸法に文鎮をレーザーカットし、文鎮がズレないようにサイドに
ストッパーを溶接したのが、この左側のガスカット冶具です。
これならケガキの時間がなくなり、文鎮にトーチを押付けてさえいれば、
「誰でもちょっとしたレクチャーですぐに作業が出来る」という理想的な
方法に近くなりました。
「そんな工夫はウチでも沢山やっているよ!」と仰る方もいらっしゃるでしょう。
その通りなのです。この程度の工夫はどこの企業様でも実行されていると
思いますし、ちっとも珍しい事ではありません。
ただ、どちらの企業様も仕事が減ってきている昨今、私たちは
様々な所に工夫をこらしてコストダウン、時間短縮を図らなければ、
生き残るのは困難ではないかと感じております。
仕事が減って士気が下がってしまうかもしれませんが、ここが頑張り所。
「ひとりひとりが自分に出来る事をしっかりやる」
「毎日、自分の持っている力を出し切る努力をする」
個人的な見解ではありますが、この二つを心にとめて毎日の
作業を継続していけば、きっといい結果が待っていると確信しています。
東日本大震災の被害を受けた方々から比べれば私たちは、
住む所はある、食べる物もある、働く場所もある。
これ以上、必要なものはありますでしょうか? さぁ!頑張ろう!
貴社の「こんなものがほしい」や「いま、すぐにでもほしい」の声をお待ちしております。
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