設備強化計画などを連投して自慢話ばかりしていたら
不良品が発生してお客様大変ご迷惑をかけしてしまいました。
「NG 不良品 マゲテック 返品」と
力強く太いマジックで書かれてありました。
お客様の感情が手に取るように判ります。
製品の曲げ角度が悪いとか寸法が出ていないならまだしも、
誰にでも簡単に出来る面取りが不揃いで削ってはいけない部分に
サンダーが当たってしまてジタジタになってNGなのですから
「NG 不良品 バカテック いい加減にしろ!」と書かれても
なんら不思議ではない失態をお客様先で発生してしまいました。
どんな人でも時間を巻き戻す事は出来ませんので過ぎてしまった事を
イジイジ言っても始まらない。
再発防止をどうするか?を考えるべきです。
この製品を例にとってみますとまず作業マニアルが存在しない
作業指示書は金型や寸法、減少値、作製数などは記してあるが
どこをどうやって作るか。
注意すべき点はどこにあるか?など
詳細を記した作業マニアルが存在しない。
すべて口移しで覚えるですから、聞き手によって解釈が違ってきてしまうのです。
サンダー掛けはサビを取ったりバリを取ったりする雑な作業と考える人、
サンダー掛けはマシンでは出来ない細部を仕上げていく精密な作業と考える人、
この製品は後者の精密な仕上げと解釈するのが正解なのです。
マニアルにはこのような基本的な解釈から統一するように記しておくべきでしょう。
それから、作業中に面取りのR量を確認するためのRゲージも必要でしょう。
万一サンダーが滑ってしまって削ってはいけない部分に傷が付かないような
ステンレス製などのプロテクターを当てるなどの予防策も必要でしょう。
曲げの技術は他社に負ける気がしない弊社ですが生産管理能力は
他社に負けてしまっているかもしれません。
これからは曲げの技術だけでなく生産管理能力でも他社に負けない実力を付けて行きたいと思います。
貴社の「こんなものがほしい」や「いま、すぐにでもほしい」の声をお待ちしております。
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